ボズユユック市立博物館は、町を見下ろす丘に立つ歴史的な邸宅にあります。地元では単に「山荘」と呼ばれてきました。この建物はアタテュルクの戦友でありビレジク選出の国会議員でもあったチョラク・イブラヒム・ベイ大佐の所有で、共和国期にこの郡で最初の工場を興した人物です。
建造年は長く議論の的でした。1926年のアタテュルクによるボズユユック製材工場訪問の映像にこの建物が写っていないことから、1927年から1930年のあいだに建てられたと考えられています。
1980年代末には住む人もなく荒れ果てていました。2000年代初め、相続人がボズユユック市に寄贈。まず屋根を修理して壁の傷みを止め、数年後の本格的な修復を経て現在の博物館となりました。建物は文化財として登録されています。
共和国初期の市民建築の特徴を残しながら、この建物には明らかなバルカンの影響が見られます。こうした様式の混交を建築では折衷主義と呼びます。一世紀前、木材交易のためバルカン半島から来た職人や商人がこの影響を内陸アナトリアに伝えたと考えられています。
入口へは十段の階段が続きます。高く構えた造りは地階に光と風を通す役目も果たします。内部では各室が伝統的なオスマン式の広間ではなく廊下に面しており、ヨーロッパ的な間取りの名残がうかがえます。最も目を引くのは窓で、装飾的な枠と繰形、格子状のガラス、そして室内を広く明るく見せる多角形の出窓が特徴です。
館内には郡の歴史を伝える写真や資料、さまざまな歴史的遺物が集められています。庭にも展示品が置かれ、東屋で休むこともできます。丘の上という立地から、ボズユユックの町並みを眺めるにも良い場所です。
入館は無料です。月曜休館、その他の曜日は9時から17時まで開館。駐車場があります。
開館時間は変わることがあります。お出かけ前にご確認ください。